エルザの大聖堂への「しっかりとした」行進!?

「エルザの大聖堂への行進」(Elsa’s Procession to the Cathedral)は、ワーグナー作曲のゆったりとした楽曲で、歌劇「ローエングリン」の中で使われている曲です。

最近では「エルザの大聖堂への行列」と訳されることの方が多くなっているように思います。

「行進」が「行列」に訳し直されたものといえば、春日市民吹奏楽団で演奏した「ゴルゴダの丘への行列」という曲を思い出します。これも英語は「Procession」だったでしょうか。コンクールの県大会プログラムでは「行進」と表記されていましたが、九州大会、全国大会では「行列」の表記に修正されました。ただ、バンドジャーナルの集計では「行進」となっていたような気がします。

ようやく書店で買えたバンドジャーナル2021年5月号の付録楽譜を見ると、「エルザの大聖堂へのしっかりとした行進」でした。高橋宏樹氏の編曲。原曲のメロディーと和音進行を生かして、マーチに仕上げてあります。さすが、発想もなかなか洒落ています。

高橋氏は、もともと吹奏楽小編成で、エルザの大聖堂への行進を編曲されていたという背景もあるので、申し分のないしっかりとしたアレンジになっています。こういう発想で、もともとマーチでない楽曲を仕立てるというのは面白いかもしれないですね。

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