
人はみな、生かされて、生きてゆく。
「おかえり。」と待っていてくれる、うれしい関係。
人と人を「つなぐ」絆、そして「思いやり」が、更生保護のエッセンスです。
住むところが、あるいは仕事が確保できれば、また犯罪なんて起こしたくない。
そう思っている人は少なくありません。
でも、住むところも、仕事も確保できず、気にかけてくれる人もいない。
まわりの人に迷惑はかけたくない優しい心を持っているためにかえって孤独となり、まわりの人とうまくやっていく社会的なスキルを、きちんと身につけられていない。
「ふつう」に生活するには、何かしら支援を必要とする人たちが、あなたのまわりにもきっといます。
そんな人が、まっとうに暮らしていく方法がわからないまま、犯罪や非行に走ることも、また少なくないのです。
犯罪や非行を選んだ本人自身には、もちろん大きな責任をとってもらわなければなりません。
でも、それだけでは、とても悲しいことです。
あなたにもできることが、何かしら、ありませんか。


まずは、あなたのできることから。
全国各地でさまざまな活動が、年間を通じて行われます。中でも、7月は強調月間となっています。
幸福(しあわせ)の黄色い羽根は、〝社会を明るくする運動〟への賛同のしるしです。街角で配布されていたら、ぜひ受け取って、つけてください。
- 犯罪や非行を防止し、新たな被害者も加害者も生まない安全で安心して暮らすことのできる明るい地域社会を築くこと
- 犯罪や非行をした人が再び犯罪や非行をしないように、その立ち直りを支えること
犯罪や非行をした人を、再び地域社会に受け入れ、望まない孤独や社会的孤立などの生きづらさという課題に我が事として関わるコミュニティの実現に向け、次のことに力を入れて取り組む。
- 誰もが抱えうる問題が犯罪や非行の原因となりうることや、人は変われるということを信じて寄り添い続ける更生保護の活動は、再犯を防止してて立ち直りを支える大切な活動であるとともに、新たな被害者も加害者も生まない安全で安心な社会作りにつながることについて、国民の各層に広く周知し、理解を深めてもらうための取組
- 犯罪や非行の防止や、犯罪や非行をした人の立ち直りには様々な協力の方法があることを示し、多くの人に協力者として気軽に参加してもらうための取組
- 同じ地域社会の一員である保護司、更生保護女性会会員、BBS会員、協力雇用主等の活動に対する支援の充実を図るほか、「国際更生保護ボランティアの日」と連動させた積極的な広報等により、更生保護ボランティアを増やすための取組
- 民間協力者と地方公共団体と国との連携を強化しつつ、犯罪や非行をした人が、仕事、住居、教育、保健医療・福祉サービスなどに関し必要な支援を受けやすくするためのネットワークを作る取組
- 犯罪や非行が起こらないよう、こどもや若者の健やかな成長を期する取組
法務省:第75回“社会を明るくする運動”~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~
法務省:第75回“社会を明るくする運動”について
コメント