歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 間奏曲 【ホルン六重奏】をアップしました

「田舎の騎士道」といった意味で、1幕の歌劇です。シチリア島の村で、三角関係のもつれから決闘が行われます。
復活祭の日の朝、青年が以前の恋人に誘われていちゃつくのに嫉妬して、青年の恋人が、ちょうど通りかかった以前の恋人の旦那に、事の次第を話します。
恋人は我に返って青年の身を案じるのですが、結局、怒った旦那が青年と決闘することになり、青年は命を落としてしまいます。
居酒屋での決闘申し込み場面に移る直前に演奏されるのが、この美しい間奏曲です。

3分弱の小曲ですが、ゆったりした美しい曲です。
原曲の管弦楽に金管は使われず、弦楽4部(第1・第2バイオリン、ヴィオラ,チェロ)のほか木管はオーボエ、最後の音のみピッコロ2、フルート、クラリネット2で、このほかハープとパイプオルガンが使われて復活祭の聖歌と、我に返った恋人の祈りを象徴しています。
ハープとパイプオルガンが入ってからは伴奏がこの2つに委ねられ、弦楽器はユニゾンで旋律を歌い上げます。

この編曲では、原曲を尊重して、特に後半の聖歌についてメロディ(弦楽4部のユニゾン)の雰囲気を出せるようオクターブ重ねにして、またパイプオルガンの和音はもちろん、ハープの雰囲気も出すようにしました。
ホルンの音域を考慮して思い切って移調しています。移調によりメロディは吹きやすい音域に来ていると思いますが、和音がやや低めの音になっています。
1stは最後に高い実音Dがありますが、無理せずオクターブ下でも構いません(試聴音源ではオクターブ下で演奏しています)。

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