歌劇「運命の力」は、公爵の娘レオノーラとその恋人ドン・アルヴァーロの駆け落ちに始まり、数奇な運命に翻弄されて登場人物の様々な苦難と死が重なっていく悲劇です。主な登場人物全員が死亡するほかセンセーショナルな台詞を含んだ原典版はロシアで初演されました。レオノーラを生かすなど台本をややソフトにした改訂版をイタリア・ミラノのスカラ座で上演するに当たり、原典版の短い前奏曲を大幅に拡大して導入されたのがこの序曲です。
原曲は2管編成の管弦楽(オーケストラ)で、金管低音にはチンバッソが使われています。
吹奏楽版は、原調版と、半音低くした移調版を用意しました。移調版の方が吹きやすいと思います。
歌劇「運命の力」序曲をアップしました


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