地域のチカラで〜〝社会を明るくする運動〟佐賀県知事メッセージ

6月26日の「第65回〝社会を明るくする運動〟佐賀県知事メッセージ伝達式・出発式」で、山口祥義(よしのり)佐賀県知事から県民の皆様へ、ハートフルで力強いメッセージが出されました。ぜひお読みください。
この県知事メッセージは、強調月間の7月を中心に佐賀県内へくまなく伝達し、発信していくこととしております。

地域のチカラで
〜第65回〝社会を明るくする運動〟に当たって〜
『やさしく見守る 地域のまなざし』

「おはよう、気を付けて行きんしゃいね。」「おはようございます。うん、分かった。」
小学校の通学路では、毎朝地域の人々による声かけやあいさつなどの見守り活動が行われています。

皆さんは、子どもの頃、友達とけんかをして絆創膏を貼って登校した時に、「どうしたね、何の傷?」と心配の声をかけられた経験はありませんか?
友達のお父さんやお母さん、近所に住むおじいさんやおばあさんたちに声をかけられることは、子供心にちょっと面倒だなと感じると同時に、どこかあたたかい気持ちになったことを思い出します。
地域の人々のまなざしには、子どもたちの安全を見守りながらも、非行に走らずに、健やかに成長してもらいたいという思いが込められています。子どもの頃に感じた「見守っているよ」という地域のやさしいまなざしを、今度は私たちが、次の世代に引き継いでいかなくてはなりません。

「自分をいつも見ていてくれる、帰るべき場所がある」
佐賀県には、「くんち」や「三夜待ち」などの地域の結びつきを大切にする素晴らしい文化が連綿と受け継がれています。このような地域の人々とのつながりは、誰かが元気がないときや、いつもと様子が違うときに、その変化に敏感に気付くことができる心を育むとともに、つまずきながらも立ち直ろうとしている人々を支え、新たな一歩を踏み出す勇気を与えてくれます。

今年もまた、「社会を明るくする運動」の強調月間が始まります。
県民みんなが考え、参加することが、心に痛みを抱えた人たちに手を差し伸べる活動に力を与え、犯罪や非行のない明るい社会への道を照らします。
つながりを大切にする地域の力を活かして、支えを必要としている人に寄り添いながら再出発への歩みを見守り、「人にやさしく、世界に誇れる佐賀づくり」を目指して、ともに歩み始めましょう。

平成27年6月26日
第65回〝社会を明るくする運動〟
佐賀県推進委員会委員長
佐賀県知事 山口 祥義

当日はなんと、更生ペンギンのホゴちゃんが佐賀県にも初登場でお披露目されました。
佐賀県警察音楽隊の演奏と、ひなた村保育園児の歌に合わせてノリノリで踊ってくれています!

佐賀県知事からは、第55回(平成16年度)以降、このような独自のメッセージが発信されており、運動の推進委員会委員長である知事を中心に、佐賀県として率先して〝社会を明るくする運動〟に取り組まれています。

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