
手元に残っている、MacBook史上最も画面が小さい、MacBook Air 11インチです。
(本体の大きさは12インチと比べてどうでしょう?重さは12インチの方が軽いですが…)
これは初代で「Late 2010」と呼ばれるタイプです。もう10年前の機種になるんですね。
もっと新しいタイプだと、最新のmacOSまで対応するのがあるんですが、これは、MacOS X 10.13.6(High Sierra)が精一杯です。
非公式には、もっと新しいOSをインストールすることができなくもないようですが、不具合も出るようなので、公式の最新(10.13.6)にとどめています。

もうAppleの保証も完全に切れていますし、ヤフオクなどで売っても買い手がほとんどつかないようなので、もうしばらくは手元でかわいがってあげるとしましょう。まだ無事、正常に起動します。
幸いなことに、このタイプの機種の分解記事はネットを探すといくつも出てきます。

このマシンは、ディスプレイが自分の重みで後ろに倒れるので、ヒンジを締め増ししたいところですが、そこまでやるには、かなり本気で分解する必要があり、難易度が高そうですので、今回は見送ります。
バッテリーへは、裏ぶたを取り外せばアクセスできます。
試しに裏ぶたを空けてみたところ、このマシンも、バッテリーが見事に膨張していたので、バッテリーを交換することにしました。
MacBook Air 11インチの中でも、初代の Late 2010 は、次からの代(Mid 2011以降)のものとは別物です。バッテリーも違うので、注文するものを間違えないようにしないといけません。
なかなか扱っていないようなので、たまたまアマゾンで在庫があったNOTEPARTSブランドのものを注文しました。私が注文したものはもう在庫がないようです。




注文したものには星形ネジ用のドライバーも同梱されていましたのでラッキーです。
さっそく分解していきます。
裏返して、裏ぶたにあるネジ10個を外していきます。
どれがどこのネジか間違えないように気をつけます。
(ヒンジ側内側の2本だけが長くて、あとの8本は短くて同じネジと思われます。)



ネジを外すと、裏ぶたを外すことができます。外す前から、何だか浮いています。
他のサイトでは、ネジを外しきる前に飛んでいったとの記載もあるので、一応気をつけます。
裏ぶたを外すと、見事に膨らんだバッテリーが見えてきます。
ここまで全部が見事に膨らむと、清々しいともいえます。


バッテリーを外すには、コネクターを一つ外す必要があります。
丁寧に引っ張れば、手でも十分に取れますが、注意深く外すならプラスチックのコテのようなものを使うのがよいでしょう。

あとは星形ネジが5か所にあるので外していきます。
ネジが左右対称で3種類あるので、どこのネジかわかるように保管しておきます。


これでバッテリーを外しました。
取り外したバッテリーは、特に裏側がほこりだらけ。
本体も軽くホコリを吹き飛ばしておきます。



取り外したバッテリーと、新しく付けようとするバッテリー。


新しいバッテリーを取り付けていきます。
バッテリーを、前のが元あったところに置いて、5か所の星形ネジを取り付けます。
バッテリーのコネクターを取り付けます。


あとは、裏ぶたを取り付ければ完成です。
新しいバッテリーなので、当然ながら、裏ぶたは浮いていません。
10か所の星形ネジを取り付けます。



無事、外部電源なしで起動しました。めでたしめでたし。
取り外したバッテリーも、適切に処分する必要があります。通例、家庭ゴミでは出せません。
私の場合は、近くの家電量販店に引き取っていただくことができました。
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