歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 間奏曲 の吹奏楽編曲をアップしました

田舎の騎士道」といった意味で、1幕の歌劇です。シチリア島の村で、三角関係のもつれから決闘が行われます。
復活祭の日の朝、青年が以前の恋人に誘われていちゃつくのに嫉妬して、青年の恋人が、ちょうど通りかかった以前の恋人の旦那に、事の次第を話します。
恋人は我に返って青年の身を案じるのですが、結局、怒った旦那が青年と決闘することになり、青年は命を落としてしまいます。
居酒屋での決闘申し込み場面に移る直前に演奏されるのが、この美しい間奏曲です。
2013(平成25)年は、マスカーニ生誕150周年に当たり、記念の編曲です。

3分弱の小曲ですが、ゆったりした美しい曲です。大曲の前の息抜きに、あるいはアンコールで演奏するのもよいかと思います。
原曲の管弦楽に金管は使われず、弦楽4部(第1・第2バイオリン、ヴィオラ,チェロ)のほか木管はオーボエ、最後の音のみピッコロ2、フルート、クラリネット2で、このほかハープとパイプオルガンが使われて復活祭の日、我に返った恋人の祈りを象徴します。
ハープとパイプオルガンが入ってからは伴奏がこの2つに委ねられ、弦楽器はユニゾンで旋律を歌い上げます。

この編曲では、原曲を尊重してハープとパイプオルガンとの同時演奏ができるようにしました。本当に同時演奏ができると圧巻でしょうね。
もちろん、これらがない場合でも、通常の吹奏楽として演奏できます。また、音の重なりが多いので、編成が小さめでも演奏できます。

→歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 間奏曲 のページへ

コメント

タイトルとURLをコピーしました