【ホルン六重奏】歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 間奏曲(P. マスカーニ 作曲)
Intermezzo sinfonico from “Cavalleria Rusticana”
(Pietro Mascagni) (Arr. by TETSUKA, Toru)
フルスコア(PDF)はこのページからダウンロードできます。
パート譜一式(PDF)は、メールで編曲者あて申し込んでください。
「田舎の騎士道」といった意味で、1幕の歌劇です。シチリア島の村で、三角関係のもつれから決闘が行われます。
復活祭の日の朝、青年が以前の恋人に誘われていちゃつくのに嫉妬して、青年の恋人が、ちょうど通りかかった以前の恋人の旦那に、事の次第を話します。
恋人は我に返って青年の身を案じるのですが、結局、怒った旦那が青年と決闘することになり、青年は命を落としてしまいます。
居酒屋での決闘申し込み場面に移る直前に演奏されるのが、この美しい間奏曲です。
データリスト
演奏時間 約3分弱
調 変ロ長調(♭1 in F)
楽器編成 ホルン六重奏 ホルン6
フルスコアのダウンロード
ホルン六重奏フルスコア 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 間奏曲(PDF、3ページ、約204KB)
パート譜一式(PDF)は、メールで編曲者あて申し込んでください。
管弦楽フルスコア 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」(IMSLPサイト、英語)
間奏曲は No.7 Intermezzo です。
曲の試聴
試聴音源を聴く、または右クリックしてダウンロード(MP3音源)
(試聴音源の演奏時間:2分45秒)
編曲のコメント
変ロ長調(♭1 in F)、3/4拍子 Andante sostenuto(四分音符=54)
3分弱の小曲ですが、ゆったりした美しい曲です。
原曲の管弦楽に金管は使われず、弦楽4部(第1・第2バイオリン、ヴィオラ,チェロ)のほか木管はオーボエ、最後の音のみピッコロ2、フルート、クラリネット2で、このほかハープとパイプオルガンが使われて復活祭の聖歌と、我に返った恋人の祈りを象徴しています。
ハープとパイプオルガンが入ってからは伴奏がこの2つに委ねられ、弦楽器はユニゾンで旋律を歌い上げます。
この編曲では、原曲を尊重して、特に後半の聖歌についてメロディ(弦楽4部のユニゾン)の雰囲気を出せるようオクターブ重ねにして、またパイプオルガンの和音はもちろん、ハープの雰囲気も出すようにしました。
ホルンの音域を考慮して思い切って移調しています。移調によりメロディは吹きやすい音域に来ていると思いますが、和音がやや低めの音になっています。
1stは最後に高い実音Dがありますが、無理せずオクターブ下でも構いません。
修正履歴
H27.12.3版(v2)
- スコアを2ページから3ページに拡大し、若干大きく見やすくした。
- 1stの最後の音(実音D)に、オクターブ下の音をオプションとして記譜した。
- 2ndの冒頭の音を実音Fから実音B♭に変更した(最低音となるのを避けるため)。
- 3rdの35小節目冒頭の音を実音B♭から実音Dに変更した(記譜ミスの修正)。
- 4th冒頭2小節分を休みにした(静かなところで2ndとかぶるため、サイレントアップデート)。
- 6thの8小節目の音をオクターブ下げた(最低音とするため)。
H27.6.15版(v1)
- 初版(香川ホルンアンサンブル演奏用)。